百島の魅力

百島の魅力

2022年12月26日 2024-03-12 18:22

尾道市の離島

百島は、広島県尾道市にある周囲12kmほどの小さな島です。
人口は400人ほど。本土と繋がる橋はなく、島への交通手段はフェリーのみという状態から、瀬戸内海でも珍しい人の住む離島となっています。

島名の由来は諸説あり、かつて桃ノ木が多く自生したことから呼ばれた「桃島」が「百島」に転じた説や、尾道から今治まで百余りの島が続く芸予諸島の先端に位置することから、諸島を代表する島として「百島」と名づけられたという説もあるようです。

百島の歴史

百島の名前は、歴史を遡ると平安時代に登場します。
昌泰4年(901年)、菅原道真公が大宰府へ向かう際、百島に立ち寄ったという伝説が残っており、現在も島内に天満宮が祭られています。
嘉吉元年(1441年)には、政争に敗れた赤松一族が百島に逃れて住み着きました。
追っ手の襲来に備えた弓の稽古が由来となる「お弓神事」は、現在でも毎年11月に催されています。

時代は流れ、昭和20年(1945年)の終戦後、島の人口はピークを迎えましたが、その後は人口減少が進み、2022年時点で人口400人余りとなりました。

島の風景

穏やかな瀬戸内の海に囲まれた百島では、海水浴やSUPをはじめとするマリンスポーツ、瀬戸内海を周回するクルージングなど、様々なマリンアクティビティをお楽しみ頂ける最高のロケーションです。

緑豊かな山道のハイキングと、山頂から眺める青くキラキラとした瀬戸内海。そして、昭和の名残りを感じる昔ながらの懐かしい路地裏と、カメラを手に散策するのも楽しみの一つです。

百島でのんびり過ごす沢山の猫たちとの出会いも、何気ない散策をワクワクさせます。